足の爪が痛い、その原因は?
2022/03/23
前回のブログで「子供の靴のサイズチェック」について書きましたが、
それに関連して
サイズの合わない靴で起こる足トラブルについて。
約半年に一度は靴のサイズチェック、足の状態を見てあげてほしいとお伝えしました。
身長や体重が増えると足のサイズも変わります。
小学生~高校の間は身長が伸び、体重も増えていきますので、足のサイズも少しづつ大きくなります。
サイズが小さい靴を履き続けると、靴の中でつま先部分で足指が詰まり、足指同士がぎゅっとくっついている状態になります。
その状態ですと、歩いたり走ったりするときに足指が動きにくく、足指が使えない状態になってしまいます。
サイズの小さい靴により足爪が靴で圧迫れされます。
靴により爪が圧迫されると爪が皮膚に当たり、靴を履いている間ずっと爪が皮膚に当たって刺さっている状態になります。
すると、皮膚が傷つき炎症を起こし化膿したり、汁(膿)が出たりします。
痛みを伴うことが多く、痛いので足指に体重をかけないように体が自動的にします。
化膿した足指に体重をかけないように歩こうとするので
かかとに重心がかかっていき、かかと体重になります➡浮指になります。
写真は小学生低学年のお子様ですが、
両親指の爪が皮膚に当たり化膿していて、浮き指もあります。
親指は上向きに反っていますので、歩く際の蹴りだす動きもあまりできないと思います。
化膿していたいときの歩き方を体は記憶しています。すぐには戻らないのです。
この状態を何度も繰り返している方も多いです。
繰り返す原因が「靴のサイズが合っていないこと」を知らないからかもしれません。
足指の変形、足指をを使えない状態が続くと、足首やひざ、腰などの関節痛や
骨盤のゆがみ、姿勢の悪化などにつながります。
足は身体の土台なので、足のトラブルは体に直接影響するのです。
特に子供の体は柔らかいので「痛み」として感じることは少ないのですが、
猫背や長時間座っていられない、すぐ横になる、長く歩けない、などがある場合、
足にトラブルを抱えている場合もあります。
靴のサイズチェック、足の状態、体の状態は親御さんがしっかりとみてあげてケアしてほしいと願います。